雑記

友達に誘われ、「矢野顕子 忌野清志郎を歌う」コンサートに行ってきた。
矢野顕子清志郎カバーアルバムのツアーだ。場所は日比谷公会堂
直前まで野音だと思ってたから危ないところだ。


仕事の後にちょっと遅れて行ったんだけど、ホールに入ろうとしたら係員に止められた。
「ただ今演奏中ですので、入ったら曲が終わるまで後ろに立っていてください。曲の間に席に移動してください」
と言われた。そんなの初めてだ。曲が終わった後にすすすと席に移動した。後で意味がよくわかった。


矢野顕子のホールのコンサートは憧れだった。ステージには矢野顕子とグランドピアノ。
静かな暗いホールの中で、矢野顕子の声とピアノの音が直で伝わってくる。鳥肌が立つ。
咳もできないくらい静かに皆聴き入っている。曲が終わるとパチパチパチと拍手をする。
座って静かに聴き入るコンサート。初めてだ。日比谷公会堂みたいな昔ながらのホールも初めてだ。


トークをしながら自然に曲に入る。今まで聴いたライブアルバムも観たライブもそうだったけど、やっぱりすごい。
MCで矢野顕子は、清志郎のことを「彼は」とか「清志ちゃん」という。近い親友だったんだな。
清志郎の歌だけど、矢野顕子の歌みたいだった。でも清志郎だった。何だろう、温かかった。


矢野顕子が一人で歌う「ひとつだけ」を聴きながら、清志郎がここにいないことを不思議に思った。
他のアーティストさんに、「ひとつだけ」を一緒に演らないかと誘われるらしいけど、
「これは清志ちゃんとの曲だから」と言ってお断りするらしい。そうだよな。
素晴らしいライブだった。「恩赦」すごかったな。矢野顕子の「いもむしごろごろ」も聴けたし。
あの声と心にくるピアノすごいなあ。矢野顕子かわいかった。また聴きにいきたい。

雑記

岡村靖幸のライブに初めて行った。お台場のダイバーシティZepp


岡村靖幸を初めて知ったのは小5の頃。
シティーハンター2のエンディングでSuper Girlという曲が使われていて、
変な曲だったのでよく憶えていた。歌詞の中に「まるで 順位だけ競う フェイ・ダナウェイ」って出てくるんだけど、
子供の僕はフェイ・ダナウェイを辛い道のりみたいな意味だと思っていた。女優だった。
中学くらいで家庭教師というアルバムをよく聴いていた。当時の岡村靖幸はナルシスト丸出しだったので、
聴いてるとは周りに言わなかった。曲はかっこよかったんだけど。


去年あたりに復活してから、1回ライブに行ってみたいと思っていた。
フジのときにOL Killerとして出てるのは観てたけど、岡村靖幸としてやるライブを観てみたかったのだ。


会場に着いてみると、女の人が多い。若い人もいるし、僕よりずっと上の人もいる。
岡村ちゃんが出てくると、皆「キャー、靖幸ー、キャー」と絶叫する。何か言うと「キャー」だ。
こんなに女の人がキャーキャー言ってるライブは初めてかもしれない。


ライブの最初はそうでもなかったけど、岡村ちゃんの声は昔のようにきれいだった。
過去復活したときはそんなに声出てなかった気がしたけど、今回はすごい。そしてシュッとしてる。ダンスはキレキレだ。
どぉなっちゃってんだよはアレンジされまくってて、最初何の曲だかわからなかった。
あの娘ぼくがロングシュート〜も聴けた。Super Girlも生で聴けた。愛の才能とか新曲も歌ってた。
MCは自分でやらず、メンバーの人がやってた。でも女の人たちは「キャー」と言ってた。
そういや岡村ちゃんは何かにつけ「23歳」を連呼してたな。なんだろうな。

雑記

同じ枕を10年くらい使っている。
ここに引っ越して来る時に買ったものだ。
中の綿は片寄って、全体的に変な色になっている。
そして低い。


同じ枕を使っている間に、財布を5回くらい替えた。
携帯を4回くらい替えた。靴を20足くらい買った。バッグを10個くらい買った。
CDを150枚くらい買った。自転車を2台買った。ダッフルコートを2着買った。
フジロックに9回行った。20代から30代になった。実家が群馬に帰った。弟が結婚した。
広末は2回結婚した。
でも枕は買わなかった。


別に思い入れがあるわけではない。
この前泥酔して帰ったときに、いつの間にか枕を買っていた。
よく憶えていないけど低反発枕だ。


次の10年は低反発枕で過ごすのだろうか。
無反発枕になるだろう。それか固まって反発枕か。
何があるだろう。

雑記

酒を飲んで、翌日残るようになってきた。
酒に弱くなってきたのか、上司に合わせて酒量が増えたせいなのか。
帰り道、泥酔してふらふらしながらコンビニに寄って、胃腸薬的なドリンクを買うクセがついた。
最初の頃はヘパリーゼを飲んでいた。
そのうちヘパリーゼが効かなくなってきて、ソルマックに変えた。
しばらくソルマックの期間が続いたが、これも効かなくなってきた。
今は飲みノ・ミカタという、しじみのエキスがたくさん入ったドリンクを飲むようになった。
さすがしじみ。結構効いて、翌日ぴんぴんしてるときもある。
今はいいけど、これが効かなくなったらどうしよう。
ていうか今調べたら、ヘパリーゼソルマックは飲む前に飲むのが基本なのね。
俺、飲んだ後に飲んでたよ。

追悼

小沢昭一さんが亡くなった。


初めて小沢さんを知ったのはいつだったろう。よく憶えていない。
徹子の部屋で年に一回くらい扮装して出ていたから知ったのだろうか。


小沢さんを好きになったきっかけは、
学生の頃に川島雄三監督のしとやかな獣という映画を観たからだった。
小沢さんはその映画にしれっと外国人役で出ていて、これがまた面白かったのだ。


家族で田舎に帰省する車の中では、小沢さんのラジオをよく聴いていた。
車内ではTBSラジオと決まっていたので、いつの間にか聴いていた。
小沢昭一の小沢昭一的こころ。お囃子で始まって古臭いんだけど、その時間だけは独特だった。
小沢さんが独りで流行りのテーマを小話調で話す。
その中に出てくるのが、サラリーマンの宮坂さんだった。
宮坂さんは誰だかわからない。たまに薬屋だったりもする。
ちょっと昭和っぽい、どこにでもいるお父さんだ。
その漫談のような小話、小沢さんが話す宮坂さんと奥さんのやり取りがとても好きだった。


10年近く前に地元の友達と飲んでいて、宮坂さんの話になったことがある。
友達も仕事で車に乗っているときに聴いていたらしく、小沢さんの話す宮坂さんの真似をしたりした。
そのときの印象が強く残っていたのと、自分が普通のサラリーマンだったので、
このブログを始めるときに「サラリーマンの宮坂さん」をタイトルに拝借しようと思った。
一緒だと何なので、2にした。このタイトルはパクりなのだ。


小沢さんは亡くなってしまったから、もうあのラジオを聴けることはない。
普通にまだ、大沢悠里のゆうゆうワイドの途中でやっているような気がしてしまう。
でもまあ、誰だかわからない宮坂さんは、どこかで普通に生きている気がする。
いつものように時事ネタに踊らされながら。


小沢さんどうもありがとうございました。
まだしばらく、このタイトルのまま続けたいと思います。
徹子の部屋に小沢さんが出るとき、徹子さんはいつも楽しそうで可愛かったです。


ラジオのこころ (文春新書)

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