雑記

道に耳かきが落っこちてた。
最近はこういうものも持ち歩くのかなあ。


後輩「先輩、何やってるんすか」
先輩「ああ、ちっと耳、かゆくて」
カリカ
後輩「そうなんすか。ところで昼、食いました?」
先輩「ああ、ここでサンドイッチ食べた」
先輩はガードレールの上に腰掛けている。
後輩「そうすか。もう少しで昼休み終わりますよ」
先輩「あと1個、なんか取れなくて」
カリカ
後輩「そうすか。先輩、会社帰った後、家で何してるんすか」
先輩「え?なんで」
カリカ
後輩「えっと、なんか」
先輩「言わなきゃダメ?」
後輩「いや、特に、いいすけど」
カリカ
先輩「ネット」
後輩「ネットすか。ネットしてるときに耳かきとかしないんすか」
先輩「お前すんの?」
カリカ
後輩「え、ああ、ネットしながらはしないすけど」
先輩「ふうん」
カリカ
後輩「道ですよ」
先輩「ああ」
カリカ
先輩「かゆいときにかいた方がいいんじゃね」
後輩「まあ、そうすけど」
先輩「ちっと、お前、中みてくれる?1個だけ取れなくて」
先輩は耳を後輩に向ける。
後輩「どこっすか」
先輩「あの、中くらいのところの右っかわかな」
後輩「ああ、これ」
先輩「はい」
先輩は後輩に耳かきを渡す。
後輩「うっす。じゃあ取ります」
カリカ
先輩「あ、取れたんじゃね」
後輩「これですね」
後輩は先輩に耳垢を差し出す。
先輩「これかあ」
後輩「これすね」



後輩は耳かきを投げ捨てる。
先輩「何するの?」
後輩「おれ自身よくわかんないす」
後輩は少し俯いたまま会社に走っていく。
先輩「ああそうだ、昼休み終わっちゃう」
先輩もそれを見て追いかける。


書いていて気持ち悪くなった。