雑記

昨日の晩に思い立って、今日はアポなしで群馬に帰ってみた。
高崎線の鈍行に乗って、のんびりと行く。
埼玉の本庄からタクシーに乗って地元の市役所まで運んでもらい、
そこから1kmくらい歩いて帰った。なんか歩きたかった。
いつの間にか道が新しくなっていたり、アマゾンみたいだった川が整備されていたりした。


家に着くと、ばあちゃんがいない。どこかに出掛けている。
居間で正座して待っていると、帰ってきた。
ばあちゃんはニコニコして、「買い物に行ったら休みだったんよー」と言った。
その後、近くにもう一軒あるスーパーに二人で行くことにした。
昔よく一緒に歩いた道。その道沿いも変わっていたり、変わっていなかったりする。
子供の頃は道端に大きな石が並んで置いてあって、その上をぴょんぴょん飛びながら歩いたんだけど、
今は舗装されてきれいな家が建っていた。
ばあちゃんは「もう歳だから、ひょいひょい歩けなくなっちゃったんね」と言っていた。
「カートとか押しながら歩いたらちょっと楽かもよ」と言ったら、
あれはお年寄りみたいだから嫌だと言っていた。そこには一線があるようだ。
スーパーでいろいろな物を買って帰った。買い物は楽しい。
帰り道、「前に一緒に旅行行ったり遊んでたお友達が皆死んじゃったから、最近はあんまり外に出なくなっちゃったんさ。連れがいればねえ、二人で旅行も行けるんだけど」と、ちょっと寂しげに言っていた。
じいさんの顔が思い浮かんだ。
ばあちゃんの連れのじいさんは、僕が生まれる前に亡くなっている。
じいさんが生きてれば、と思ったりもしたけど、またすぐに会いに来ようと思った。