雑記

朝から腹の具合が悪い。
電車に乗ったら、案の定途中でトイレに行きたくなった。
その駅のトイレには個室が2つしかなく、既に前に3人並んでいた。
皆各々、もじもじしている。
しばらく耐え忍んでいると、左の個室の方でジャーと水が流れる音がした。
もう少しで開く。最前列のおじさんは勝ち抜けということで一歩二歩前に出る。
ガチャッとドアが開いて、中から人が出た。
最前列のおじさんが個室に向かって動こうとした瞬間、
ダダダダッ、ガーッとすごい勢いでトイレに別のおじさんが入ってきて、「すみませーん」と言いながら開いた個室に入ってしまった。


あっという間の出来事だった。最前列のおじさんは停まっている。
少しして、「おーい…」と嘆きの声を挙げた。
便意を忘れて後列組の僕たちも呆然としていた。
花より男子便所だった。