雑記

先週末、上野の国立博物館でやっている薬師寺展に行ってみた。
会場は結構混んでいた。若い人、お父さんと子供、年配の方といろんな層がいる。
展示ブースが大きく2つに分かれていて、混んでいたせいか最初に後編のブースに誘導された。
国宝の吉祥天像を見た。日本史の資料集でよく見かけた絵の実物が目の前にある。
「これが実物かあ」としばらく釘付けになる。
日光・月光菩薩は今回の展示の大きな目玉だが、
そちらを見る前に薬師寺東塔の先端にある水煙のレプリカを見た。
天女や笛吹きの彫刻を見て、国語の教科書に載っていた「古寺巡礼」を思い出した。
個人的に水煙でテンションが上がる。
その後、聖観音菩薩を見て、最後に日光・月光菩薩を見た。
まず、大きい。近くで見るとかなり堂々と見える。
そして細かいところまで彫刻がなされている。
ぐるりと仏像の背中も見れる。背中はこんな機会でもなければ一生見れることはないんだろうな。


満腹して会場を出て、売店で水煙ブックマーカーを買った。
休憩コーナーに行ってみると、長机があってそこに人が並んでいた。
見ると、お坊さんが図録にサインをしている。
僕も並んでみようと思ったが、お坊さんはお客さんが途切れたタイミングで長机を畳んで帰ってしまった。時計を見たらちょうど17時だ。
お坊さんは何てサインをしていたんだろう。「薬師寺」と書いていたのだろうか。