雑記

連休の最後は、群馬の田舎にアポなしで帰ってみた。
玄関が開けっ放しになっていたので入って「ばあちゃーん」と叫んでみると、普通に「ご飯は食べたんかい」とばあちゃんが出てきた。偶然、東京に住んでるおばさん(つまりばあちゃんの娘さん)も来ていた。
3人で食卓を囲むのは僕やおばさんからすると不思議なんだけど、ばあちゃんから見れば家族というわけだ。楽しそうに最近あった出来事から50年以上前の話まで縦横無尽に話してくれる。おばさんもお子さん(つまり従兄弟)の話をたくさん話してくれた。親父の子供の頃のあだ名とかも聞いた。
ばあちゃんは次から次へいろんな食べ物を出してくれる。言われるがまま食べて苦しそうにしていたら、おばさんに「もう、はっきり嫌って言わなきゃだめだよ」ってたしなめられた。30になるというのに。
おばさんがいたからか、ばあちゃんが死んだじいさんの話をしてくれた。ばあちゃんはがっちりした背の高い人がタイプだったらしいのだが、じいさんはその類ではなかったとか、デートか何かで一緒に歩くときに隣だと恥ずかしがるので少し後を歩いたとか、いろいろな新事実を知ることになった。のろけ話には違いないが、遺影でしか見たことのないじいさん像が少し塗り替えられた。
庭にきれいなつばきが咲いていた。雨じゃなかったら写真を撮りたかった。