雑記

勧誘電話がかかってくるまで、アンパンマンの新キャラクターを考えていた。
ひとつ思いついたのが、蛯原さんだ。

蛯原さんはモデルのエビちゃんのお父さんで、ジャムおじさんの中学の同級生。
売れっ子になってしまった娘を喜びつつも、一抹の寂しさを感じている。
ジャムおじさんの工場を訪れ、「友里が遠くに行っちまった気がして」と漏らす。
その頃ドキンちゃんエビフィレオにはまっており、エビフィレオをもっと食べたいとバイキンマンにねだる。バイキンマンは悩んだ挙句、エビフィレオをたくさん手に入れるためにエビちゃんをおびき寄せようと企む。
バイキンマンパン工場にいた蛯原さんを拉致し、エビちゃんをおびきよせようとする。蛯原さんは「友里、来てはだめだ、お前はお前の道を行け」と叫ぶ。バイキンマンは、通りかかったアンパンマンに簡単に退治され、蛯原さんは解放される。
アンパンマンは蛯原さんに自分の顔を捧げる。蛯原さんは「いい仕事だ」と言いながら、ジャムおじさんが作ったアンパンマンの顔を食べる。そして、「ありがとう。娘は自分の道を一生懸命生きて、輝いている。私は幸せ者だ」と伝える。ジャムおじさんが、蛯原さんの両肩に黙って手を乗せる。
バタコさんが色紙とペンを持って、蛯原さんのところに走ってくる。