うまいうますぎる

その後、実家の近所の文化会館みたいなところでやっている彩の国ワールドミュージックフェスに行ってきました。その建物は駅から少し離れたところに建っていて、向かいには焼肉の安楽亭があります。逆の向かいには学習塾。そんなところがなぜかオーガニックな雰囲気に。フェスだよ。
会場内では出店やフリーマーケットもあり、さながらミニ朝霧。実家の近所なのに。でもビールを頼んだら終わっていました。どういうことだろう。
そんなところに渋さ知らズが来たわけです。
ギリギリでチケットを取ったので、最後から3番目くらいの席だったらしく、ホールの2階席の端っこでした。なんか変な感じだ。ブザーが鳴って開演すると、渋さはステージからではなく、トランペットを吹きながら1階の客席の後ろから入ってきました。暗黒舞踊の人や玄海灘さんやバンドメンバーや踊り子が客席に混じります。上から見てると異様。牛乳に原油を混ぜたような感じ。客席は大盛り上がりです。今日は勝井さんもいました。最初はライオンでスタート。反町鬼郎がすごかった。ナーダムも。ハコの中で見る渋さは初めてで、それはそれでいいものです。
渋さVSということで次に出てきたのが、ルーマニアのジプシー楽団のファンファーレ・チォカリーアです。映画の黒猫・白猫の音楽やった人たちです。ブラスバンドなんですが、おもしろい。楽しい。MCをする人が抑揚のある言い方で「サンキューサンキューサンキュー」と言うのですが、8時だよのいかりや長介みたいだった。みんな陽気で幸せになります。祝祭で演奏をしてきた人たちだもんね。すごい。貴重なものを聴いた。
アンコールの後が最高にすごかった。ファンファーレ・チォカリーアのステージに渋さが混ざってきてぐちゃぐちゃになって、不破さんが指揮してセッション。しかも火男。指揮れちゃうからすごい。ルーマニアのおじさんたちの前に暗黒舞踊がうようよ。ぼんやりしているおじさんもいる。ホールは大盛り上がりです。ディープな国際交流だ。
さすが彩の国。地元万歳。
渋さ知らズ手ぬぐいを手に入れました。真っ赤な手ぬぐいに渋と書いてあります。部屋に飾りました。